今なら分かる!幸せが続く5つの結婚前の確認

明けまして、おめでとうございます。
皆さまに支えられ、新年を迎えることができましたこと、感謝申し上げます。

本年からブログを定期的に書かせていただき、皆さまのお役に立てるよう努めます。
その最初としまして、私自身のことを正直に話します。

 

私、貧乏でございました

現在、二児の母であり、この二人が居なかったら乗り越えられなかったでしょう。
貯金も無いままのデキ婚、出産、相手の実家の住宅ローンの支払い…
子どもも小さく仕事には出れない、私の化粧品や洋服も買えない状態。

結婚前に、その当時の私なりには結婚相手の状況を知ったつもりだったんです。
今にして思えば、全くもって的外れでした。詰めが甘いなと思うばかりなんですけどね(笑)

自慢できる過去ではないですが自戒の念も含めて、ファイナンシャルプランナー(FP)としての見地も混ぜながら書いていきます。
そのうえで、少しでもおもしろ可笑しく、ご参考になれば幸いです。

 

幸せのための確認 五ヶ条

45822623 – beautiful bride and groom kissing and holding love letters

まず、大前提を言い切らせてもらいますね。
幸せは、人によって違うということ。
違ってて良いわけです。

人様の真似をしたところで、その人にはなれません。
その人の感じている幸せなんてパートナーが違うんですから周りは分からないってことです。
結論を言いますと、お相手のこの5つを確認してください。

  • 収入
  • お金の使い方、使っている内容
  • 親御さんと相性が合わなくても、自分の味方になってくれるか
  • 事前相談をしてくれる人か
  • 自分達それぞれが自律できているか

家庭ごとの状況により、答えが違ってくるものがファイナンシャルプランニングです。
事例という前提条件も無く言い切っている記事を見掛けますが、あれは無価値だと思います。
あれほど危ないお金の話しはありませんので、私の状況を前提条件に解説していきますね。

 

シングルマザーでもよかったんだけど

実は、私は結婚したいと思ったことがありませんでした。
子どもを授かったと分かった時、ただ漠然とながらも確信的に「この子は産まなきゃ!産みたい!」
これだけは、心の奥底から抱いていた感覚を今でも覚えています。

後々、書くことがあるかも知れませんが諸事情があり、私が最初にしたことは親へのお願いでした。
「うちで産ませて。結婚はしない、自分で育てていく。」

すると、母の返事はこうでした。
「かまわないよ。でもね、相手に話しなさい。」

筋の通った話しです。ごもっとも。
相手に話した末に結婚に至りました。

結婚生活でも、離婚後も、いろんなことがありました。
振り返ってみると長男は、私の成長のきっかけになるために生まれてきてくれたんじゃないかと思っています。

産んで本当に良かった…
冷静な判断はいつも、子ども達を思った時や子ども達の目線になった時にやってきてくれましたから。

じゃあ、冷静じゃない時の判断って?

これがまぁ、お恥ずかしいかぎりです…
こんな前提条件ではありますが(笑)、解説していきますね。

 

『収入』と『使い方』の把握は銀行目線で

生活には、当たり前にお金が必要です。
とくに、身重でしばらくは働きに出れない生活は目に見えています。

私の場合、相手の給料が頼みの綱。
相手「これぐらい給料あるから。」
見せてくれたのは、給与明細。

確認すると、諸々引かれても十分生活できると思える金額だったと思います。
だから私は「望んでくれる結婚なら。」と。

これが甘かった!!(泣)

給与明細を画像として今でも覚えています。
見せられた場所も覚えていますよ、電車の中って…
(ここまで覚えているなんて、どんだけ自分がバカだったか 笑)

見せてくれたのは、給料が良い時のもの。
残業代が多く、それが大きく影響している給与明細でプレゼンテーションされたわけです。

きっとファイナンシャルプランナーさんに相談したなら、こう言われていたことでしょう。
「住宅ローンなら源泉徴収票と直近三ケ月の給与明細でも済むかもね。」
「それより、毎月のお金の使い方を知りたいんだけど。」

例えば、リボ払いを抱えていたり、何かしらのローンを組んでいたりetc…
※リボ払いが良くないことは、お分かりですよね?
 聞いたことがない、もしくは知らない方は、こちらの記事を。
 【リボ払いの闇】

結婚生活と比べれば、たった35年間の付き合いの住宅ローンですら、収入証明に求められる資料(情報)が、この内容ですからね。
住宅ローンは、勤続年数が3年以上あって、収入に余裕があれば、源泉徴収票だけで審査が通ることもありますけど。

金融機関は権限で個人情報を調査できます。それによって負債額を知ることが出来ます。
でも、私たち一般人は話してもらわないと知りようが無いし、結婚してから思わぬ形で知ることになってショックを受けるしかないんですよ。

自営業者ともなれば、もっとです。
三年分の決算書の提出です。
伸び率も平均も、収支の内訳(お金の使い方)も上から下まで、です。

金融機関が言いたいことは・・・
「今だけ調子が良いなんて興味ない。」(ピシャリ!)
「きちんと勤められてるのぉ?」(ギロッ!)
「コロコロ業界変えてないぃ?」(じとーーー)

源泉徴収票や直近の決算書など、一年前の話しだけではなくて、直近3ヶ月の給料とその内訳には目を通しておいた方が、無難な決断と生活になると、今は思います。

「そこまでしなくても・・・」

そんな声が何となく聞こえる気がしますけど、デキ婚なうえに未婚の母でも良いと思っていた私でしたから、ここまで現実を見てこそ冷静な判断と言えるんですよね。

ここは状況の違いで、さじ加減してくださいね?

思いっきり私見が入りますが、ここで引いたり冷める男なら、愛情の強さも含めて結婚生活は厳しくなるんじゃないかな?って気がします。
女性のリアリズムは、とても有益で強く、パートナーへの愛情にも直結しているって分かりますよね?

自分たちの甘さで迷惑を被るのは、いつだって子どもなんですよね。
子どもには選択権も、自分で動く、自分で稼ぐもできない存在ですから。

余談ですけど、夫婦で自律しているバカ正直な不動産コンサルタントが、まだサラリーマンだった頃の実体験のお話しをご紹介します。

結婚前に買ったマンションだったので名義が彼個人。
ですが、奥様は「返済も管理費なども半額払いたい。」って言ってくれたそうです。

そんな中、それを知った奥様のお父さんがこんなことを仰ったそうです。
「この支払った分についての権利や持分について、どう考えているのか教えてほしい。と。
そこで彼は司法書士に確認して、こんな報告をしたそうです。

・ローン返済の口座に毎月振込みをしてもらう。
・形に残しておけば離婚になったとしても持分の権利の主張が出来る。
・ローンを完済したら贈与として見なされることなく登記ができる。

報告書はデータと紙面出力をして渡したそうです。

お義父さんにお願いされて彼がどう思ったかと言うと…
「まぁ、別にやましいことも無いし、まだ経験としては若かったので、これはこれで勉強になりましたね。」
そう、笑い飛ばしていました(笑)

金銭的な情報を求めたところで、ケロッとしている人はそんなものだと思いますよ。
あなたのことを心から大切にしていて、本気で結婚したいと思っているのなら躊躇することも無いですしね。
一緒に生活するっていうことと、お金のことは切っても切れない関係ですから。

 

あなたの絶対的味方ですか?

では、自分たちで話し合って進めていくには、どんな考え方をすればいいんでしょうね?
確実に言えることは、結婚した後を具体的に想定してみることです。

年収があっても使い方が酷ければ、意味がないんですよ。
もし万が一、相手にお家柄の背景もあってか『慎ましく』が無い人だとしたら?

きっとやりくりに苦労するでしょうし、おそらく貯蓄もなかなか増えていきませんよね?

年収に不安があるならば、自分か相手の実家に入ることも真面目に検討したほうが良いかも知れませんね。

いつ親御さんと一緒に住むことになるのかは分かりません。

お義父さん・お義母さんとの相性は、本当に重要。
もしかしたら、毒親かも知れません。
どんなに頑張っても相容れない方かも知れません。

例えば、そういうご両親だったとしても、ご主人は自分の味方になってくれるのか?
これが、何よりも大事です!!

ここの部分を無視した結婚の決断はオススメしません。
愛情のある状態での結婚が当然に多いと思います。
ゆえに、この点の確認を怠りやすいんですよ。
パートナーと実親の優先度は、人により違いますからね。

金銭的なことにも触れましょう。

お金のことで少々の不安があっても
「これしたい、あれしたい。」
「こうしたかった、あれしかった。」
こういったことは思い浮かんでくるでしょう。

でも、そうではないんですよ!
それは、お金あっての賜物(たまもの)。
年収が追い付いていないのなら、それでも結婚したいなら、現実を受け入れることです。

私が言っていることは厳しいのかも知れません。
現実は自分が甘えてしまった分の倍以上で、もっと厳しいものとなって返ってくるものです。

幸せな生活をしている人からだけ話しを聞きたければ、そういう人からだけ話しを聞けば良いと思います。
現実を知りたいならば、私の記事だけではなく『がんばっている人』の話しを、表面ではなく背景や決意、その動機も含めてたくさんの身近な人に聞いてみてください。
自分の願望との向き合い方は、とても大事ですから現実はとても大事です。

何かを叶えるために努力することと、我慢することは違います。
願望の為に努力することは、不幸せなことではありません。

事実は一つですが、解釈は一つではありません!

自分の人生です。
物事の一つひとつに、幸せな解釈ができると良いですよね。

お金が釣り合っていない相談者に対して問いかけることは
「【結婚】がしたいの?」
「この人と一緒に居たいの?」

結婚式を挙げるにも、大きな大きなお金が掛かるじゃないですか。
私は、結婚式をしなくてもいい派でした。
ただ、「写真だけは撮りたいな」という想いはありましたね。

もし、相手のご実家の事情で、ご自身が思い描いているものを受け入れてもらえなかったとしたら…
それで結婚後の経済的な不安が増えてしまうとしたら…

まずはパートナーと意見の擦り合わせが必要ですよね。

 

『事前相談』無し・事後報告はNG

夫婦だからといって、開けっぴろげにしろとは言っているわけではありません。

ただ・・・
パートナー「考えはあったから、言わなくても良いかな?って思って。」
あなた「は?」
   「で、その結末が今、問題になってるんですが???」

こういう流れ、ありません?
正しければ、正しいで共有しておけば良いだけの話し。

一人の価値観でリスク管理をするなんて、隙があって当たり前。
否定ではなく、あくまでリスク管理として「この場合は、どうする?」は複数人が基本。
物事は、他人も含めて複数の違う価値観があるから、想定外のことが起こる。

原理原則の話しです。

「好きだから。」で目をつぶってはいけないことが、たくさんあります。
「資産ある人だし。」で目をつぶっている人も、たくさんいます。

言っておきますけど、結婚前に持っている相手の資産は離婚後に半分もらえるとか思わないでくださいね?

それは、お相手の【個別資産】です。
法の基本では財産分与の対象外なんです。

『分け与えてもらえる離婚』
そんな打算は捨てることを提案します。

そもそも、結婚前に貯蓄の全部を表に出す必要もないとさえ、私は思います。
例え専業主婦になろうと、ご主人の稼ぎだけでやりくりできるなら、そこから家族の口座にでも貯蓄していけば良い話しでもあります。

夫婦それぞれの性格で、完全オープン派なのか?それぞれが別財布派なのか?
決めていっても大丈夫です。

ただ、分けると貯めるスピードは確実に落ちることはご理解のうえ、選んでくださいね?

お金が手元にあると使い切るタイプなら共同口座に毎月入れてもらうとか。
自分に甘いことが分かっているなら、相手の貯蓄などは極力知らないようにするとか。

 

自立と自律の違い、知ってますか?

大事なことは、夫婦ともに【自律】することです。

自立は、単純に物事を自分で円滑に回すだけの意味。
自律は、自立に更に理性をもって節制し効率よく生きることを指します。

お互いに自律することは、それだけで良い生活の流れの基盤を作れます。

でも、それ以上に良い効果があります。
互いに尊重し合えること、相手を尊重しようと思えることです。
努力していることを知っていて現状を共有している人に対し愛情があれば、人は相手を軽んじることは無い生き物だからです。

裏を返せば、相手に努力と共有が無ければ、人間は相手を簡単に軽んじてもしまう反面も持ち合せる生き物です。
夫婦それぞれが自律していることが、『共有している』前提において大事なことなんです。

 

まとめ

さて、いろいろと体験記を元にお話ししてきたので、おさらいをしましょう。
幸せが続く為の結婚前の確認 5つのポイント

  • 収入
  • お金の使い方、使っている内容
  • 親御さんと相性が合わなくても、自分の味方になってくれるか
  • 事前相談をしてくれる人か
  • 自分達それぞれが自律できているか

いろいろと厳しい言い方もしていますが、切に願うこと。
それは、結婚生活が続こうと、例えシングルになろうと、自分の足で生きていける自分自身を作っていける暮らし方をしてほしい。

ファイナンシャルプランナーの私のお仕事は、その基盤づくりのお手伝いをすることです。
ご相談、お問い合わせ、お待ちしております。

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