将来のお金を考える時、たった1つ決して忘れてはいけないコツ

私の家庭内での失敗は、働いて(稼いで)いない自分にひどく低い自己評価をして、無駄に我慢をして自分を抑え込んだこと。

後悔の残るお金の失敗の共通点は、たった1つ。

『物事を冷静に見る』考え方という立ち振る舞い方の軸になるものです。
ここが定まると情報の違和感に早く気が付けたり、情報を更新するにしても更新する価値がある情報かどうか見極めも適切になりますよ。
これに気が付いたことで、今があります。

 

聞き流し方を覚える

実は、情報は受け取り方よりも前に聞き流し方を覚えたほうが良いです。

意外でしょ?

「これが必勝法!」みたいに受け取らせ方を教え込もうとする人って、自分の話しを信じて相手の心に隙を作ろうとした下心からの発生ですもん(笑)

所詮、話してる人は心理学を使った営業マンだってこと。
独立してるとか、経営者だとか『肩書き』は関係ないんです。

「売上が欲しい!」が前に出た結果が、受け取らせようとするトークです。

金融に携わる証券マンも保険営業マンも、サラリーマンなら総じて上席から「売って来い!」と指示のあるものをお客様に普通に勧めるんです。
金融商品は毎月、どの商品を売ったら手数料が何%入ってくるか?が変わるんで、会社として今月のメイン商品はどれかを朝礼や社内報(メール)で指示出ししています。

実態は、怖いものです。

投資商品は、カテゴリーも販売元も関係なく『売ったことへの責任』は問われない現実もまた押さえておきましょう。
未来の事は分からないので、確定的なことを言ってはならない。
最後に判断したのはお客様、契約書に判も押している。
投資はお金が減ることもあるもの。

だから、責任を問われないように行政としても守っています。
身銭ではないから、お客様の資金で上からの指示に合わせ、それらしく話すのが『お仕事』。

どんな人も営業マン。
これを頭の中に置いた立ち振る舞い方を自身の基礎としてください。
これが、上手に聞き流せる第一歩です。

私自身の苦い思い出があるから、私は自分が時間とお金を掛けて実績を経験した資産形成プランしか提案しない主義を作り上げたんです。

 

損切りと諦めは別もの

2006年 次男が一歳になったことで子どもを預けられる制度があるヤクルトレディとして私は社会復帰を果たし、働きに出ることとなります。

これで、やっと私も『稼げる立場』になれたわけです♬

そんなある日、仕事帰りいつものスーパーで見慣れぬ割引券を出しているおばちゃん。
よく見ると『株主優待券』の文字。

帰宅してホントに直ぐに!パソコンを開いて検索!!
「100株で10,500円!?私でも買える!!!」
驚きと喜びに、飛び付くように買うことを決めました。

半期に一度、2,000円分の株主優待券がもらえることも分かりました。
※1,000円の買い物につき1枚使える100円割引券×20枚

私の投資家としてのきっかけは、スーパー『マルヤ』の株が欲しいと思い、楽天証券の口座を開設したことでした。

携帯では、もっぱら株の情報をチェック!
ダイヤモンドZAI(ザイ)という雑誌を買って情報収集もしていました。

少しまとまったお金を元手に、駅前にあった某都市銀行へ投資商品の相談に足を運びました。
今、考えると「なぁんであの時、銀行に行っちゃったかなぁ?」って感じです。

自身で勉強や情報収集をしていたこともあり、実際に相談の場になるまでは「外貨預金か債権かな?」ぐらいには、考えをまとめていました。
深い知識にまで至っていなかったので、考えに軽さもありました。

相談後の投資結果から言いますと…
1ドル110円ぐらいの外貨預金が、1ドル80円程に下落してしまいました。
本来、外貨預金の良さは、預金利率にあるのに殖えもしませんでした。

最初の何か月かだけは良い利率でもらえるものだったので下落してからは殖えるはずもなく、手の付けようのない働かないお金になってしまったのが勿体なくて仕方なかったです。
働かないお金は、一番良くないお金の状態です。

アベノミクスの効果で為替相場が回復するまで塩漬け。
けれど、焦って「損切りも投資では、よくあること!」なんて換金しなかったことで為替相場が回復したタイミングで円に戻すことができ、損を出すことはありませんでした。

損切りと諦めは違いますから!
証券マンは、売っても買っても儲けが出る≪手数料ビジネス≫

 

サラリーかどうかが分かれ目

投資運用歴は、2020年現在で13年ですね。
とはいえ、最初の第一歩は間違えました。

先ほど話した通り、相談先を間違えてしまい『日本円と米ドルのセット商品』を買うこととなります。
知識を得ていたこともあって、私の中では「豪ドル(オーストラリアドル)で債権にしたいな…」と思ってはいました。

いざ、相談!
話しを真面目に聞き過ぎていたことで銀行員の「普通は皆さん、米ドルから始めますよ。」
この妙に自信のある接客に見事に流され日本円と米ドルのセット商品、それと希望でもあった豪ドルの商品に分けて、軍資金を使うことにしました。

豪ドルは、オーストラリアの国債を買いました。
これがハネました♬

米ドル商品は、先に申し上げた通りリーマンショックの影響で暴落…

もうですね、強く言いたい。
「教訓は、銀行員の口車に乗るな!」

今なら分かりますが、彼らはサラリーマン。
社員としての立場、個人実績のうえで抜擢される海外のような制度でエージェントをしているわけでも無いんです。

そして、売り買いを行う度にお金が発生する手数料ビジネスなんですよね。
(お客様のお金が殖えたかどうかは不問)

担当者で結果が違ってくる世界。
相談の前に見極めが大事なんです。

信用できるか否かの判断方法は簡単。
単純な話、担当者の経験値の確認です。

その人は実際にしたことがあるのか?
ここ、なんですよ。

金融に携わる人は業界の制約も関係しますが、取り扱うカテゴリーを実際に運用していないことは当たり前と言っても過言ではないです。

どんな業界でも言えること
自社製品(商品)さえ使ったことがない人
自社製品しか使ったことがない人って…
保身的で自身の経験を『お客様や家族、周りの誰かの為に』という視点で物事を見ていないから、経験も視野も狭い人が圧倒的に多い。

家電量販店などの多岐に渡る商品やメーカーを扱う方は、情報が何社からも入ってくるから知識や経験が豊富ですよね。
経験は、何事にも代えがたい宝物。

接客担当者の職務と立場を常に頭の中に置いて話しを聞く冷静さが、とにかく大事です。

私の場合の失敗は2つ。
①そもそも銀行に相談に行ってしまった事
②『普通』という言葉で一般大衆という大枠で接客をされたことに気付けなかった事。
この後悔が、とても強く今でも残っているわけです。

お金という家庭事情において答えが変わるものに『普通』『みんな』という言葉で業務を簡略化する担当者には、十二分にお気を付けください。

いろいろと厳しい現実をお伝えしていますが、切に願うこと。
自分の足で生きていける自分自身を作っていける暮らし方をしてほしい。

 

ファイナンシャルプランナーの私のお仕事は、その基盤づくりのお手伝いをすることです。

ご相談、お問い合わせ、お待ちしております。

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