婚活するなら必見!たった1つ、結婚前にしてはいけないこと

結婚の歯車は、何が原因で噛み合わなくなっていくものか本当に分からないんですよね。
私自身、離婚を経験している身です。
だから皆さんが私には話しやすいのか、経験者の話はよく耳にするんです。

そんな中で、結婚前に話してしまうと早い段階で噛み合わなくなりがちなものがあります。
今回は、そのワンポイントアドバイス。

 

金の切れ目が縁の切れ目

話さない方が身の為なのはズバリ!独身時代の貯金です。

「え!?貯金が分からなかったら人生設計しづらいんじゃないの?」
そう思いますか?

いいえ。
生活能力や老後の貯えって貯金を切り崩す生活では無くて、これからの収入で暮らして貯めていくものですよね?

資産形成だって、積み立て方式をとって複利運用で堅実に行い、ステップアップを計画に組み込めば40代からだって間に合うもの。
これが答えだからです。

逆に明かしてしまったからこそ、その後の人生が手詰まりに近い暮らしになることが多々あります。
少なくないパターンでお伝えしていこうと思います。

 

結婚前の2,000万円も搾り取られる

仕事は公務員。独身時代から自身で資産運用をして、着実に殖やしたことから30歳前に貯蓄が2,000万円に達していたAさん(男性)。
保険にもしっかり加入し、万が一にも備える堅実派。

結婚が決まり、保険金の受取人も婚約者さんにきちんと変更手続きをする抜かりの無さ。
変更手続きのためにお逢いして、談笑も交えながらお相手にもご挨拶。

変更手続きも滞りなく済み、駅までAさんに車で送ってもらうことになりました。
Aさんが婚約者さんと出会う前からの付き合いゆえ、大よそながらもAさんの貯蓄の多さは知っていたので今後の為のアドバイスを以前、してありました。

結婚相手に自分の貯金を教えるリスクについて。

車の中で、ふと再確認してみたくなり・・・
「貯金のこと、まさか付き合っている段階で彼女にしていないですよね?」
「え?いや、話しましたね。」

Aさんの表情は、マズいことしたかな?でも、これから結婚するんだし問題ないのでは?
そんな、きょとんとした顔つき。

「!!なんで話しちゃったんですか!?」

その後、お子さんもまだまだ小さいのに、わずか数年で離婚を迎えることに・・・
奥さんがヒステリックになり暴力に至るようにもなり、耐えられなくなっての離婚。

養育費も払うこととなり、自身はワンルームの賃貸住まいへ・・・
余裕のある暮らしとは言えないものに。

新築で建てた自宅は売却したのですが、住宅ローンとの相殺で手元にはお金は残らず・・・
独身時代の貯金の多くは、自宅を建てる際の頭金に使っていますから、おそらくは手元に残っていないでしょう。

結婚は女性の時間の使い方を大きく変えることになるゆえに、男性はこのようなケースになることも珍しくないんですよね。

 

自分を見る目を変えさせない

結婚前に貯金額は話さないことの最も大きな理由。
そこにお金があるという甘えに繋がりやすいんです。

勿論、夫婦でそのお金を資産形成に回す家庭もあります。
それなら、いいんです。

多額の貯金が銀行口座にあると浪費しやすく、それが最も怖いことなんです。
簡単に動かせる、使えるお金の状態は注意が必要です。

結婚生活、子育てには大きなお金が掛かるのは当たり前の話しですから、頼れるものがあるなら安泰な結婚生活になるんじゃないか、という期待が生まれてしまうでしょうね。

この金額が大きいとなれば、尚のこと。
家庭に入っても困らなそうって、多くの女性にとって結婚相手としては優良な方に見えるのは想像に難しくないでしょう?
逆に、女性が大きなお金を持っていることが男性を変えてしまうこともあります。

事例の話の前に・・・

まず、女性はとくに男性のチェック項目として以下のことをオススメしています。
お金のマイナスの把握として、ギャンブル癖、借金、女遊びや暴力、暴言。
これらは癖になっていることばかりだからです

男性が引き起こすことで相談されるパターンは、こういった流れです。

お小遣い制だけど毎月足りない。
消費者金融から少額借りる。
パチンコ(ギャンブル)で取り返そうとする。
失敗して少額借りる…

この繰り返しで取り返しの付かないところまで借り入れが膨れ上がってしまうパターン。

ただ、女性のほうがリスクに対するアドバイスは聞き入れてくれるものですね。
独身時代からの貯蓄は明かさないことを守っていることが多く、新たなスタートを切れています。

依存しない切り札となる一手を持っておく。
夫婦になったから何でもオープンでは、二人で立て直すにも手立てが無かったりもしますから。

 

結婚費用から始めてみる

さて、当初に大きなお金が掛かるといえば、結婚式がありますね。
この結婚式も、どちらかのお金で挙げないことを強くお薦めします。

大きなお金を持っている認識というのは『依存性』を生むってことです。
依存性の手前の状態を言うなら『甘え』です。

結婚式の費用は、結婚することを決めてから二人で貯める。
そのお金で挙げるぐらいでも良いと思います。

先にも言いました通り、結婚生活はこれまでのお金を当てにするのではなくて、これからのお金を上手に使い、貯める生活なんです。
結婚式の費用づくりから結婚生活の練習のつもりで始めると、いろんなことが見えたりします。

貯金のことを聞かれて、もしも多額があっても「無い」というぐらいで良いです

それで冷めるぐらいなら、それまでなんですよね。
お金の価値観もまた相性です。

日本人が離婚で最高裁まで争う原因のツートップのうちの1つが『日々のお金』ですから。

結婚前の貯金額なんて知らなくても、結婚後のお財布はひとつ。
それをしっかりと共有し管理する。

このパターンが最も効率的に資産形成ができ、仲睦まじく幸せな結婚生活を長く続けています。
そういった夫婦と、たくさんお逢いしますから。

 

お金は時に、人を盲目にさせる

今回のポイントは、『独身時代の貯金は話さない』
お金って、本当に怖いんです。

自分が稼いだことの無い金額、取り扱ったことの無い消費レベルに触れてしまう、囲まれてしまうと途端に自我が変わって身を亡ぼすことがあります。

相手がお金を持っていることが、相手の『人間的』魅力として目に写ってしまうところも怖いです。
仕事ができる人、稼いでいる人ほど同じことを言います。
「お金は稼ぎ方ではなく、使い方にこそ人間性が出る。」

資産形成は短期間で荒稼ぎをする『投機』ではなく、時間を掛けて長期運用する『投資』だからこそ、自分自身もまた一緒に成長して伸びていけるところが良いと思っています。
人生のパートナーと成るべく、少しずつ育ててこそ自分達を守ってくれる身近な存在になるんです。
だからこそ、使い方も丁寧になるようです。

ここまでの話しで、結婚しても明かさないことを「なんだかズルいな。」なんて思ったりしますか?

ちょっと想像してみてください。
独身時代の貯金は、相手に知らせず別で資産形成をすれば、失敗しても責められません。
生涯のパートナーが決まって、結婚してから二人の資産形成は共有しながら行うものです。
だから、独身時代の話はしなくても良いんです。

ズルさを感じてしまう方なら、こんなサプライズはいかがでしょう?

何十年も時を一緒に過ごし、幸せな老後になった際に「実は、あるんだ。」と見せてみる。
これまでの努力をこれまでの感謝に。
これからの余生のためのお金として。

10年以上も前、ヤクルトレディ-の頃のお客様が教えてくださった今でも忘れられない大切にしたい素敵なご夫婦の実際のエピソードです。

いろいろと心が二の足を踏むご提案をしていますが、切に願うこと。
自分の足で生きていける自分自身を作っていける暮らし方をしてほしい。

ファイナンシャルプランナーの私のお仕事は、その基盤づくりのお手伝いをすることです。
ご相談、お問い合わせ、お待ちしております。

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