専業主婦が10年で運用実績180%超え 3つのコツ

私の運用が着実な成果になっていると言っても、誰しもが始めは素人。
私も元は、ただの専業主婦。

メディアに取り上げられる世界で有名な投資家に対する「あの人は特別だった」という思いや、近道をしようとして「ある人の言っていることだから」と、表面だけを真似た資産形成の始め方をすると、上手な運用方法のはずがうまくいかなくなることもあります。

資産形成のための投資商品は、カテゴリーで分けても幾つも存在します。
そんな中で、どの投資商品を選ぶにしても初級編で押さえておきたい3つのコツ
今回はそこに触れてみます。

 

運用実績が出る前の3つのコツ

  • 状況適応のための知識
  • 天引き方式
  • 視野は広く興味は深く

どんな投資商品が良いかを知る前に、資産形成の基盤づくりは出来ていますか?

資産形成の基盤づくりとは、環境づくりです。
せめて、この3つが出来ていれば着実に将来のお金は積み上がっていきます。

逆に、これが無ければ運に将来を委ねることになり兼ねません
気を付けてくださいね。

 

状況適応のための知識

ちょっと私の小噺(こばなし)から・・・

2006年 ヤクルトレディスタート!

仕事を始めるにあたり、訪問販売だからといって元気と愛想と勢いだけの無根拠では、お客様離れの不安がいつまでも抜けないことは目に見えていました。

だからこそ、商品の一つひとつの効能をしっかりと把握し、どんな状態の方に必要か?
効果を実感してもらえるのか?
お客様は何に悩んでいて、どんな身体の調子なのか?
求める効能の商品を直ぐに飲んで効果が出るのか?

例えば、お客様に効果が出る状態にするために、前段階としてまずは違う商品からスタート。
身体の調子が整ってから、ご要望の効果が得られる商品に移行してもらう、など。
お客様ごとに健康へのコンサルティング接客を続けたことで、小さな範囲のエリアながらも安定的に毎月10万円は稼げるようになっていました。

2008年 ヤクルトレディスタートから2年

統括エリア長の目に留まったことで、別のエリアも任せたいとのお声掛けがありました。
任せるにあたり「扶養、外れませんか?」と打診が。
この裁量のおかげと、新たなエリアでも先の接客手法が当たり、月20万円を下回らないようになります。

状況対応するための『活きた知識』の身に付け方は、エリアが変わったり広がったり、例え仕事が変わっても相手が人間であれば通用するんですよ。
どんな仕事であれ、効果が表れるための順序があります。 その順序が進むことは環境づくりがステップアップしている証拠。 お金の知識でも同じことが言えます。

知識を、単純に情報としてだけ取り入れていても意味がありません。

ましてや、情報として知っているからこそタチの悪い結果になる場合もあります。
自身の状況が適していないのに甘い儲け話に手を出してしまい、騙される結果にしかならないケースです。

「上場企業の部長クラスや専務が買っていますよ。」
「年収1000万円オーバーの方も多くお客様にいますよ。」
なんて耳にすることはありませんか?
そういう方とあなたは、同じ状況だと思いますか?

仮に500万円を投資で損をしたとします。

多くのお金を手元に残している人にとって痛手にはならない。
対して、あなたにとってはリカバリーが利かないほど手元にお金が残らない状態になるものだとしたら・・・

お金の量に対する価値観も感覚も、実生活の内容も違う人を儲け話の引き合いに出されても、何の意味もない営業トークでしかないことを覚えておいてください。

「あの人もやっているから。」
これが手を出す理由で、利率が高過ぎるキケンな投資商品に手を出して失敗するケースは本当に多いんです。

初級編のコツ、1つ目の「状況適応のための知識」です。

 

天引き方式

ヤクルトの仕事上、毎日の売上は自分のゆうちょの口座に入金することが義務付けられていました。

わざわざ郵便局には足を運んで入金していたんです。
毎日通っていると郵便局員さん達とも顔馴染みになってきますよね。

局員さんに年金保険を勧められ、お金が殖える仕組みに触れることになったのです。
毎月2万円の年金保険、これに加入。

その後、ネット検索や本を幾つも読んで勉強し、楽天証券経済研究所客員研究員 山﨑元さんの本と出会ったことで確定拠出年金を知り、結局、1年弱で解約することになるんですけどね。
ちなみに、その頃はまだ確定拠出年金はiDeCo(イデコ)ではなく日本版401kと呼ばれていました。

長期での貯蓄計画なら長い目で見よう、と。
今、損切りをしてでも結果としては得をすると分かる資産形成の手段ですから。

2009年8月から確定拠出型年金をスタート。

2016年には、実際に山崎元さんと対面してお話しできたという経験も得られました。
ご縁の不思議を感じますね。

2006年から働き始め、当初から始めた確定拠出型年金。
10年で運用実績は180%を超えました。

当然に始まりはただの専業主婦。
社会復帰はヤクルトレディ-ですから大胆な運用はしていません。

たまたま山崎元さんの本に出会ったのがリーマンショック後。
確定拠出年金の中でインデックス投資をスタートさせることが出来ました。

国内株インデックスファンド50%、海外株インデックスファンド50%の分配で。

投資信託や金など値動きがあって小口(少額)で購入できるものは、ドルコスト平均法という毎月決まった金額で追加購入する≪損するリスクを下げる手法≫が王道です。
NISAやiDeCoも、これに含まれます。

決まった金額を毎月給与から投資商品に移す行為です。
つまり、資産形成は毎月天引きして積み上げていくことに慣れておくと良いと思っています。

毎月コツコツと給与の一部を先に貯蓄や資産形成に回せない人が、長い時間の先の将来のためにお金を貯めることなんて無理です。
「入ってきたお金の毎月の残りが貯金♬」
なんて思ってるとしたら、その時点で間違っていますから。

FPの世界では、先取り預金が出来ない人は、いつまで経ってもお金を貯めることができないと言われ続けているんです。
だから、2つ目の初級編のコツが「天引き方式」なんです。

 

視野は広く興味は深く

お金の勉強の大切さが近年、目に耳に入ってきます。

けれど、資産形成や投資は準備に時間や手間を掛け過ぎている傾向が強いように感じます。
実際に投資を始めるからこそ、本気で株も為替も値動きを見始めるようになるんじゃないでしょうか。

お金を1円も投じずに様子を見ているから、実際の値動きの読み解きが甘いままなんだと思います。

考える前にやってみることが大事。これが私の持論です。
自分の為の化粧品や服を買うことさえ我慢していた専業主婦の私でさえ、無理のない範囲で始めて経験という学びを手にして、今があります。

投じるお金は、少額で良いんです。
特定の商品を勧めているわけでもないですよ。

自身の状況に合ったものを、仕組みや制度での安全性、ご自身の価値観が受け入れる選択肢の中で、「これ!」を見付けてください。

特に積立商品ですね。
生命保険以外の資産形成商品を知ってください。
知ってから、保険に組み込んだ契約プランにするかを判断してくださいね。

生命保険の積み立ては、ある一定の期間での解約は『元本割れ』を起こしますし、長期に渡って払い続けなければいけないプランであることをお見逃しなく・・・

積み立て商品に触れる機会、知る機会が余りない。
どの業界でも同じことで営業マンは自社プランしか話せない。

様々なものを比較検討した結果、積み立て商品を選ぶのではなく、それしか知らないからそれに決めてしまう。
途中で資金が必要になった時にすぐ動かせるものではないという事はかなりのリスクではないでしょうか。

実際、より可能性のある確定拠出年金というものを知って、私が解約した年金保険は元本割れを起こしましたしね。

資産形成は時間を味方に付けるものなのに、タイミングを自分で決められないことで敵になってしまう可能性もあります。
だから、3つ目の初級編のコツが「視野は広く、興味は深く」なんです。

準備段階について、今回はいろいろと触れましたが、切に願うこと。

自分の足で生きていける自分自身を作っていける暮らし方をしてほしい。 ファイナンシャルプランナーの私のお仕事は、その基盤づくりのお手伝いをすることです。
ご相談、お問い合わせ
、お待ちしております。

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